福田先生との出会いは、学生時代に尺八の師匠を通じて紹介して頂き、
地方大学の主催する講習会の講師として来て頂いたのが初めでした。
当時は第一線で活躍されている先生が来て下さり何もわからないまま、
ただただ「すごいな～」と思っていました。
その数年後に本格的に尺八を学ぶために上京していた時、三曲合奏をしっかり勉強したいと師匠に
相談した時に改めて紹介して頂いたのが、その講習会に講師として来て下さっていた福田先生でした。
最初稽古場に伺い、稽古をつけて頂いた時のことを今でも鮮明に覚えています。
先生の稽古では合奏における技術だけでなく、尺八を吹くうえでの歌や三弦、箏の聴き方・
感じ方などの感覚的なものを、曲ごとに理解できるまでしっかり指導して頂けました。
約一年、石神井の稽古場に通い、稽古をつけて頂きましたが、地元へ戻ることとなり、
大阪でも教室をされていることを伺い今日まで引き続き御指導頂いております。
稽古に伺うたびに、三曲合奏・古典音楽の奥深さを肌で感じることができ、
その難しさを実感しながらも、またその面白さも同時に再認識させて頂いております。
2014.08.06
